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マツダ、次世代直噴ガソリンエンジンを2011年前半に「デミオ」に搭載し、燃費30km/Lを実現すると発表
2010/10/20 20:36
鶴原 吉郎=日経Automotive Technology
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20101020/186665/
マツダは、2011年から商品化する次世代車両技術を「SKYACTIV(スカイアクティブ)」と名付け、その概要を発表した。SKYACTIVを搭載した商品の第一弾として、14.0という高い圧縮比を実現した次世代直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G」を「デミオ」に搭載し、国内において2011年前半に発売することも併せて明らかにした。新エンジンを搭載したデミオは、モータによるアシストなしに、10・15モード燃費30km/Lを実現する予定。
SKYACTIVは、次のような要素技術から成る。
- 世界一の高圧縮比14.0を実現した、次世代高効率直噴ガソリンエンジン 「SKYACTIV-G」
- 世界一の低圧縮比14.0を実現した、次世代クリーンディーゼルエンジン 「SKYACTIV-D」
- 次世代高効率自動変速機「SKYACTIV-Drive」
- 軽快なシフトフィールと大幅な軽量・小型化を実現した、次世代手動変速機「SKYACTIV-MT」
- 高い剛性と、最高レベルの衝突安全性を実現した、次世代軽量高剛性ボディ「SKYACTIV-Body」
- 正確なハンドリングと快適な乗り心地を高次元でバランスさせた、次世代高性能軽量シャシー「SKYACTIV-Chassis」
このうちSKYACTIV-Gはノッキング(異常燃焼)を克服し、ガソリンエンジンとしては世界一となる圧縮比14.0を実現することで、エンジンの効率を大幅に高め、燃費・トルクをともに従来より15%向上した。
SKYACTIV-Dはディーゼルエンジンとしては世界一の低い圧縮比14.0を実現することで、尿素SCR(選択還元触媒)やNOx(窒素酸化物)吸着触媒(LNT)などの高価なNOx後処理装置なしで、欧州のEuro6、北米のTier2Bin5、日本のポスト新長期規制など、世界の排ガス規制をクリアするのが特徴。燃費も従来より約20%向上させた。
SKYACTIV-Driveはロックアップ領域を従来の自動変速機より大幅に拡大し、伝達効率を向上するとともに、手動変速機のようなダイレクト感を実現した。燃費も従来より4~7%の向上している。
SKYACTIV-MTはスポーツカーのような軽快で節度感のあるシフトフィールを前輪駆動車用の手動変速機で実現したのが特徴。構造の見直しにより大幅な小型・軽量化も達成している。
SKYACTIV-Bodyは従来比8%の軽量化と30%の剛性向上を両立した次世代車体構造で、基本骨格を可能な限りまっすぐ通したほか、各部の骨格を連続させることで構造の効率を高めた。併せて高張力鋼板の使用比率も拡大した。
SKYACTIV-Chassisは新開発のフロントストラットサスペンションと、リアマルチリンクサスペンションから成り、従来比で14%軽量化したほか、中低速域の軽快感と高速域の安心感、全速度域の快適性を高め、走りの質を大幅に向上させたという。
図1 次世代高効率直噴ガソリンエンジン 「SKYACTIV-G」
図2 次世代クリーンディーゼルエンジン 「SKYACTIV-D」
図3 次世代高効率自動変速機「SKYACTIV-Drive」
図4 次世代手動変速機「SKYACTIV-MT」
図5 次世代軽量高剛性ボディ「SKYACTIV-Body」
図6 次世代高性能軽量シャシー「SKYACTIV-Chassis」のフロントサスペンション
図7 同リアサスペンション